パソコンのHDDが壊れてしまうので交換前にデーターが消えることを避ける為にEaseUSを試します。
HDDの交換までに、データの消失を最小限に抑える
先日、私が使っている Dell Vostro A860 の HDDがそろそろお亡くなりになりそうだ
という記事を書きました。
小さなテキストファイルやプログラミングをしたそのソースファイル等、ワード、
エクセルなどの小さなファイルは、Googleドライブなどに退避すれば何とかなりますが、
写真や動画や大きなファイル等は流石にアップロードするのも面倒だし、そこまでして
とっておくものでもないのでなくてもよいこととします。
復元するときに、復元するファイルを選べれば楽ですね。
ただ、やはりどんなファイルがあるか、すべて把握している訳でもないので、
HDD交換まで、データの消失などは避けたいものです。
対応しているファイルシステムは何か
そもそも、利用しているファイルシステムが今利用しているパソコンに対応していなければ意味がありません。
ファイルシステムというのは、HDDがあったとして、それをどういう区分けにして管理するかという、その区分けの方法みたいなものと理解していただければよいと思います。
私が使っているパソコンのファイルシステムは、NTFSというものです。
「ファイルシステム:NTFS」とあります。
ファイルを戻すときのファイルシステムも同じにすればいいので、今のところはNTFSに対応していれば問題はないものとします。
対応しているOS
今、私が使っているのは、Windows 10 なので、とりあえず Windows 10 でのデータ復旧ができれば良しとします。
実際に使う場合も、今後は Windows 11 でも動作する必要があります。
対象のファイルは何か
必要なファイルは何か、拡張子などで絞るのはなかなか厳しい状況です。ほとんどの人がそうなのではないでしょうか。それなら、拡張子問わず、必要なものをとれるという要件とします。
今発生しそうな問題は何か
今更、とは思いますが、一応要件の確認なので整理のため書きます。私の場合は、HDDクラッシュが想定される問題です。同じようなこととして、パーティションの破壊等も考えられると思います。
操作性(最終的に操作が楽がいい)
結局、ここですね。いくら機能が充実していても、すごく小難しくてややこしいソフトだと倦厭したくなります。そのため、操作が割と楽で手軽に使えるものがいいです。
これらのことを踏まえて、今現在、とりあえず取り換え用のHDDが入手できるまで、データの損失を防ぐソフトウェアなどがないか、探してみます。
- EaseUS Data Recovery Wizard / EaseUS
- 4DDiG / tenorshare
- ShadowCopy / Microsoft
- データ復元ソフト12 / ソースネクスト
ざっくり確認すると、やはりその信頼性もあるのか、EaseUS Data Recovery Wizard が一番上に
くるのと、私が見て「使いやすそうで、簡単そう」という理由で、試してみたいと考えましたので
今回はこちらを検証してみます。
ところで、EaseUSとは何かということをざっくり調べてみます。
中国の四川省に本社がある、ソフトウェア開発会社のようです。ただ、ダウンロードしたイメージ「CHENGDU YIWO Tech Development Co., ltd.」という会社名があるので、EaseUSは、その会社の関連の会社か子会社のようなものですかね。
「Make you life easy!」という文字列が目立ちます。そして、上記URLには、下記のような説明があります。
EaseUSは、2004年に設立されたバックアップソフト及びリカバリーソフトを開発するソフトウェア開発会社です。180ヵ国以上の数百万人の個人及び法人に利用されているバックアップ製品及びリカバリー製品のリーディングカンパニーです。
個人のユーザーにも法人ユーザーでも簡単に使っていただけるソフトの開発を行っております。
EaseUSは会社名ということで認識します。
体験版が用意され、2GBまで復旧できるということなので、まずこれを使ってみます。
ちなみに、体験版でできることは、以下の点です。
- 最大2GBまでデータ復元可能
- 削除・フォーマットした、アクセスできないデータを復元
- 削除・非表示・紛失したり、Rawになったりしたパーティションからファイルを復元
復旧できるファイル、最大復元容量も2GBなのでとりあえず試すのであれば十分です。
EaseUS Data Recovery Wizard 体験版の導入
それでは、さっそく EaseUS Data Recovery Wizard の体験版を導入してみます。
1.EaseUS Data Recovery Wizard drw_trial_installer.6241.exe をダウンロードします。
2.ダウンロードした EaseUS Data Recovery Wizard drw_trial_installer.6241.exe を実行(ダブルクリック)します。
3.EULAやプライバシーポリシーに同意したら「今すぐインストール」を押下して進めます。
ちなみに、「カスタムインストール」を選択すると、インストールフォルダや言語も変更できます。
ちなみに、ここで、EULA/プライバシーポリシーを見ると、「EaseUS® 及び Yiwo® は、CHENGDU Yiwo Tech Development Co., Ltd. の商標です。その他、記載されている会社名、製品名は、各社の商標及び登録商標です。」と記載されていました。EaseUS は会社名であり、製品名であり、登録商標だということを理解できます。
それでは、「今すぐインストールする」をクリックします。
4.インストールが完了すると、EaseUS Data Recovery Wizard Trialが起動します。
はい、ここでみてください。早速、このHDDがもう故障寸前で動作していることがわかります。このパソコンには、1台しかHDDはありません。しかし、「ローカルディスク(*:)」という謎のものがあります。これは、何を示しているかというと、おそらく不良セクタを含んだ読み取りできない(復旧対象)のデータを含んだものと思われます。
試しに、「ローカルディスク(*:)」を選択して「紛失データの検索」を実行してみます。
「紛失パーティション1」と「紛失パーティション2」が表示されています。それぞれ、中のファイル(復旧対象)が表示されていますが、私のデータではなく、システムのデータのようです。HDDが壊れかかっていることがよくわかります。
使用感
この「EaseUS Data Recovery Wizard Trial」というソフトウェアのいいところが、割と直観で使えるというところですね。
おそらく、誰でも、「PC復元」を選んで、内蔵ドライブを選んで、「紛失データの検索」を押せば、何か出てくる、ということが見た感じでわかります。
他にも、「SDカード復元」「NAS復元」、また、ブルースクリーンで起動しなくなってしまった場合に、復元するための「クラッシュしたPCの復元」などもできるようです。
今回、私は「PC復元」以外は用事がないので、取り上げませんが、今後もしかしたら確認することがあるかも知れません。
一旦、今の状態で、私のパソコンのHDDがクラッシュしてしまっても、この「EaseUS Data Recovery Wizard Trial」を使って対応できそうです。
試しにゴミ箱を検索してみたら、先日ディスクのクリンナップをした時に削除されたデータがたくさん出てきました。不要なファイルなので復元は試していませんが、確実に復元ができそうです。
私のように、データ紛失の可能性がある方が少しの間、HDD交換までの間に試してみたり、
気に入れば購入してもよいと思います。さすが、EaseUSはその道を20年歩んできているだけあって、強力なソフトウェアを提供していると感じます。
この記事が唯一誰か一人の参考になれば、幸いです。
ありがとうございました。
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